アフィリエイターさん、というより、個人事業主や会社の代表であれば、どなたもご承知の事だと思いますが、日本には納税の仕組みの中に「予定納税」なるものが存在します。
この予定納税と言う仕組み、平たく言うと
「お前んとこは今年こんだけ儲かったんだから、来年も多少の凸凹はあっても同じくらいは儲かるんだろ?だったら分割での支払いを認めてやるから、先に払っておきな」
って言わんばかりの仕組みです。
んで、驚くことに、何かしらの事情でそれを拒もうとすると、予定納税を払えない理由を伝えないと、その時点でペナルティが発動しそうな感じになるんですよ。
経営者であれば、運転資金として現金は出来るだけ手元に用意して置きたいものですが、それをさせないようにも映るこの仕組みは、正直どうかと思ってます。
いや、納めた税金をちゃんと使ってくれるなら、納税は国民としての義務ですから、ボクだって文句は言わないですよ。うん。言ったって仕方が無いことくらい解ってます。
タダねえ・・・役人にこれだけテキトーなことばかりやられてたら、ボクだって人間ですから、そりゃ文句のひとつも言いたくなるワケですよ。
予定納税の還付請求を行う時のこと
うちの会社は2014年12月に設立しましたので、今は第二期に当たるんですが、ボクが会社を退職したのが2月なので、複数の会社から給料を頂いていたことになる為、個人としての確定申告が必要だったんですね。
そして、ちょっとややこしいですけど、一昨年の利益から計算された予定納税は、個人として請求されたので、年度内の一期、二期分ともに納めていたのですが、法人成を果たし、決算が9月末のため、昨年11月には会社としての納税を済ませていたんです。
つまり、予定納税分はほぼまるまる還付対象になるってことなんですわ。
これまでの確定申告や決算報告は、全て税理士さんに丸投げだったので、今回この「還付請求」ってやつも税理士さんにお願いしようと思ったんですけど、
「当然承れますが、非常に簡単な手続きですので、ご自身でやられたほうが費用的にもお得だと思うんですが…」
と進言されたので、めんどくせーと思いながらも、今回は自分でやろうと思って、重い腰を上げ最寄りの税務署に行ったんですよ。
税務署職員の対応に唖然茫然。仕舞いには・・・
こちとら、長年客商売やってきたんですから、ボクみたいな「納税に関してはど素人」を相手にする係の人が、どういう心持ちでボクと相対するか、概ね予想はつきますので、お相手に失礼をしない為に、面倒くせーやつだなーと思われないように、資料をまとめ、段取りをいくつか想定し、ちょっとだけですが緊張しながら、手続きに臨んだんです。
ちなみに、こういうのってだいたい開庁朝一が一番ピーク、次いで午後2時付近が2次のピークと踏んでまして、そこに突っ込んで行くと、余計なイライラを味わう危険性が高まり、誰も得をしないのですから、あえてその時間は外し、閉庁1時間前(16時)に乗り込みました。
その勘は概ね当たっていたらしく、待ち時間も無く、スムーズにスタートは切れたんです。
最初にボクの話しを聞いてくれた受付担当の方は、さすがに慣れているのか、若いのに要点を掴んでくれて、必要な用紙を差し出し、記入場所を明確に教えてくれたんですが…
問題はその後。
何となく気配は感じていたんですけど、どうやら税務署はe-taxっていうんですか?ネットで納税を完結させる仕組みを本格導入したいらしく、通されたところはズラッとPCが並んでいるスペースでして、そこで待ち受けていたのが、ボクよりも遥かに年上のおじいちゃん^^;
明らかに派遣というか、サポーターというか、税務署の正式なスタッフさんとは思えなかったので、当然やや不安になりますよね?
この方、非常に真面目な方であることは、容姿を拝見しただけで察知出来たのですが、真面目であるが故に、イレギュラーには対応出来なかったのか?ボクの書類を最初に見ていたはずなのに、還付請求であったことを理解したとたん、黙って右手を上げました。(どうやらこれが助けて欲しいサインらしいです)
次に来たのが、正式なスタッフと思わしきおっさんで、さすがにチャキチャキと画面を進めてくれましたが、還付金を振り込む口座確認の段階で、ボクが出した楽天銀行のカードを見て、
「これどこのカードですか?」
と質問してきました。
「楽天銀行ですけど」とボクが答えると、「ああ、ネット銀行ですね、いやあ、どうだったかなあ、使えるかなあ…」と、これまでの勢いはどこへやらで頭をひねりはじめました。
となりに居た別のスタッフに聞くも「いやあ、わかんないっす」みたいな返事だったので、「ちょっと総務の○○呼んできて」みたいな話になり、数分待たされたあと、総務の女子が来てくれて、「大丈夫ですよ」と言ってくれたので、おっさんは操作を再開しました。
で、このままこのおっさんが全部完了させてくれれば、まだよかったんですが、別のところでまたお呼びが掛かり、そっちへ行ってしまったので、ボクのところへはまた別の担当者が来ました。今度はもうちょっと若めのお兄ちゃん。
さっきのおっさんが、銀行口座のところまで入力してくれてれば話は早かったんですけど、どうやらまだそこまで行っていなかったらしく、「口座の情報を教えて下さい」とはじまりました。
またかよと内心思いながらも、カードを差し出すと「いや、これじゃ無くて銀行のカードを」と、このにーちゃんは言ってきやがる。
ク●が!と思いつつ、ボクはそれでもまだ冷静さを装いつつ、「これ銀行のカードだよ」と伝えると、まだ頭をひねりながらカードを凝視し、楽天銀行のカードだと認識すると
「あれ、これネット銀行ですよね?使えたかなあ…」と来たもんだから、さすがにちょっとイラっと来て、「さっき確認したから大丈夫だよ」と、やや語気を荒げて言ってしまいました。
その語気に圧されたワケでは無いと思うんですが、直後にまたまた担当者が変わり、今度は俳優の斉藤洋介似のスタッフが登場し、操作を続けようとしたんですが…
まさかの3回目「この口座じゃあ…」と言い始めるので、いい加減その言葉を最後まで聞かずに「大丈夫だからさっさとやれよ」と言ってしまいました。
もうドリフのコント見てるみたいでしたもん。マジで。
いやこれがさあ、20年前とかで、税務署がe-taxなるものを本気で推奨していない時ならまだ解るけど、あっち(徴収する方)ではネット化を進めていて、こっち(還付する方)はいつまで経っても納税者の都合に合わせない(実際には合わせてくれているんだけど、それをスタッフのほとんどが認識していない)つーのは、いくら何でも通らんでしょ?ってことですよ。
まあ、役人の方々に過度な期待はしてはいないつもりだったんですが、これほどまでとは思いもよらず、また勉強になりました。
つーことで、今日はみつおの愚痴がメインのコンテンツとなってしまいましたが、結論としては
「還付請求にネット銀行は使える」
ってことで、いずれあなたのお役に立つこともあるのでは?と思っております。
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