この度、突貫で宮崎まで行って参りました。
とは言え旅行などでは無く、今月20日、台風が日本列島に近づいている真っ只中、身内に不幸がありまして、脚の悪い母親を故郷である宮崎は都城に連れていったワケなんです。
ボクは生まれも育ちも横浜なんですけど、親父は鹿児島、お袋は宮崎という南洋家系なものですから、何度か宮崎へは行ったことがあるのですが、完全に自分で工程を組んだのは今回が初めて。
飛行機、レンタカー、宿の手配の為、PCに向かったのですが、何せこれまでの出張や旅行は陸路(新幹線or車)がメインでしたから、飛行機の予約には手こずりましたねえ…
でも、やっぱりネットのサービスってのはスゴイですな。
20日夜に訃報が入り、翌朝には出掛けなければならないという状況の中、誰とも話しをすること無く、全ての工程準備が深夜に完了し、その全てがスムーズに連動出来たんですもの。
しかもネット予約の場合、何かと費用も安いワケでしょ?
これ、ボクが数年前までの、完全なるアナログじじいだったとしたら、翌日朝からバタついて、出掛けるのが速くとも当日昼で、無駄な手間と費用を掛けたにも関わらず、通夜に間に合わないという展開になっていたと思うんです。
インターネットアレルギーを早めに克服しておいて、本当に良かったと、改めて実感しているところでございます。
誰もが羨む存在になることは幸せなことなのか
お盆が明け、夏休みが終わった今時分は、毎年のことですが、メールでのお問い合わせが多くなる時期です。
皆さま、休み明けで気分を一新されたからか、夏休みでお金を使い過ぎたからなのか?は解りかねますが、実践作業の相談から新規教材購入相談まで、実にいろいろなご相談を頂戴します。
その中で、ちょっと気になるご相談を受けましてね。
内容は、まあネットビジネスの真相部分(要は楽して稼げるのか?ていう雰囲気ですね)ってやつなので、よくある話なんですけど、ネットビジネスで上手くいって
【誰もが羨む存在になりたい】
という類(たぐい)の願いを、どうやらこの方はお持ちのようでして。
何と言いますか、とどのつまり、短期間でお金を得られることが成功であり、さしたる努力をせずとも、そのような報酬を得ることで、大勢の方に羨ましがられるのではないかと思われているご様子。
要は羨望の目で見られ、優越感に浸りたいということなんでしょう。
この思い、決して解らないでは無いですけども、事はそんなに単純でも無ければ甘いものでもありませんからねえ…
いろいろとお返事に困るところなんですが、こちらの方にボクがお返事した内容の一部を織り交ぜ、同じような発想を抱かれるあなたへ、ボクの価値観と言いますか、考え方をここでお伝えしたいと思います。
みつおは静かに暮らしたい・・・
まず前置をしておきたいのですが、大前提として、あらゆるものごとは、見方・捉え方がひとつではありませんので、ここでお伝えするのは、あくまでもボクの価値観であり、物の見方であることをご了承下さい。
ボクの価値観や考え方を、ボクの媒体で披露して叱られてはたまりませんので^^;
ここはご了承下さいね。
さて本題ですが、羨ましがられる存在になることを望む、という表現と言いますか、心持ちの部分なんですけど、あいにくボクはそのような思いを持ち合わせていません。
正直言えばむしろ逆で、良い思いをしてるなんて周りに思われたくないし、「最近調子はどうなの?」って問われれば「いやー、生活はいつもキュウキュウですよ」って返事をしたいくらいです。
吉良吉影(キラヨシカゲ)じゃあないですけど、言うなら「みつおは静かに暮らしたい」っていうのが本音ですかね。
だってそうでしょ?
妬み嫉みの世間で、羽振りの良いところなんか見せてごらんなさいよ。ご近所のマダムの間では、良いウワサなんか立つワケ無いし、仲間内からは集(タカ)られる恐れだってあります。
近所のマダムのウワサが鬼嫁の耳に入る⇒「何とかして!」と機嫌が悪くなる。
仲間内から集られる⇒オゴる分には良いですけど、いつか「金貸して」と言われ、小銭なので貸してあげれば「あいつはタカが●●円を徴収出来ない男だ」と舐められる⇒同類が寄って来る。
後者はかなり極端な例ですが(前者は余裕で現実的ですけどw)、あながちあり得ない話でも無いでしょ?
このように、人に羨ましがられることなんて、一銭の得にもならないとボクは思うんです。
いや、確かにですね、誰しもから蔑(さげす)まされながらの人生ってのは、ボクだって嫌ですよ。
でもね、下らない見栄の為に、それこそ一銭の得にもならない虚栄なんてのは張るべきでは無いと思いますし、仮にちったあ得があったとしても、虚栄ってのはしょせんうわべだけなんだから、ボロはスグに出ちまうもんなんですよ。
だったら、最初から見栄(ミエ)なんか張らずに、実直に生きて行けばいいじゃないですか。
もっと言えば「オレ、毎日お茶漬けばっか食ってるよ」って言っといて、裏でガシガシ肉食ってた方がよっぽど得だと思うし、ボクの価値観で言えばそっちの方がカッコ良いと思うんです。
なのでボクは今、勤めていた会社の元同僚とか部下と顔を合わせる時、間違っても「今が充実している雰囲気」は出さずにいますし、むしろ「無職のダメ中年」を演じていますw
これ的な虚栄っていうのは、同窓会で同級生の男子が見栄の張り合いをしているようで滑稽(コッケイ)ですし、器の底が丸見えって感じでボクは嫌ですね。
嫉妬心から生まれるものと尊敬から生まれるものの違い
ネットビジネスを生業にして、特にこんなブログを運営していると、ビジネス系(お金儲け系)レビューサイトを辿って来る方からのご相談が多いので、この手のメールをよく頂戴するのは承知しているのですが、だからこそあなたにお伝えしたいのがここです。
例えばあなたに贔屓にしている(参考にしている)方がいらっしゃったとして、その方がご自身のサイトで「毎月云百万稼いでます!」って公言していたとしましょう。
そんな時、決して
「●●さんは毎月ネットで云百万円稼いでる。しかもほとんど作業らしいことをせずに。うらやましいなあ…」
と、捉えてはいけません。
人間ですから、心に多少そのような要素が入ってしまうのは仕方がありませんが、何とかそれを口に出したり、表現することは押し殺しましょう。
そして、心持ちの在り方を
「●●さんは毎月ネットで云百万円稼いでる。しかもほとんど作業らしいことをせずに。スゴイなあ…尊敬しちゃう。近い将来私も絶対にそうなるぞ!」
という具合に置換するのがベストです。
そうでないと、人間の心は弱いもので、羨んでばかりだといつしか心がねじ曲がり、卑屈になり、人の揚げ足を取ったり、足を引っ張ることに快感を覚えたりと、何の生産性も無い方向に意識が向いてしまいがちなんですよ。
でも、同じ対象人物を見て、羨むのではなく、尊敬する念を前面に押し出した場合は話が違ってきます。
だって相手は尊敬している人ですから、その人の一挙手一投足に目を配り、どうにかその人に近付けるよう、努力を惜しまなくなるハズですし、技術や手法を模倣し、そして盗むようになりますよね?
思考(心)が変われば人生が変わります。
このように、ものの見方一つ変えるだけで、抱く気持ちは全然変わって来ます。
野村克也氏がよく言う
- 心が変われば行動が変わる
- 行動が変われば習慣が変わる
- 習慣が変われば人格が変わる
- 人格が変われば運命が変わる
これは本当にその通りだと思います。
お金を掴まなきゃ人生は嘘である、という考え方には、ある意味同意出来ますし、沢山の方に羨望される人間になれば、確かに気分は悪くないでしょう。
でもその分、その反動と言いますか、副作用のような物につきまとわれる人生を送るのは、賛否があるでしょうし、少なくともボクはまっぴら御免です。
この業界にも、一人ぐらいこんな考えを持った人間がいても良いでしょ?
まあ、自分の身の丈にあった行動と、それに見合った収入で満足するという、謙虚な姿勢も大事なんじゃあないかと、ボクは思うワケですな。
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