ボクは麻雀が好きです。
前にも書いたんですが、これまでの人生で、勝ち越してるギャンブルは麻雀だけ。
その理由も極めて明確。
自分より強い人とは打たないからです。
フリーでも半荘2回くらい打てば、相手の技量は大体わかりますからね。
「こいつはやべえな」
と感じた時には、さっさと撤収するんですよ。
あなたも日常的に麻雀用語を使ってます。
そんな麻雀というゲーム、あなたはやらないかも知れませんが、意外に
「麻雀用語は日常的に使っている」
ってかたは多いんですぜ。
「もうリーチかかっちゃったよ」
「あの時はテンパっちゃって」
「明日の飲み会のメンツは?」
なんてのは、もう普通の会話で使ってますよね?
あと、ボクみたいなおっさんがよくいう
「オレなんかあの娘にとっては安牌(アンパイ)だから」
こんなやつとかw
で、最近よく耳にするのが、若い子がつかうこれ。
「明日ワンチャンあるかも」
実はこれも麻雀用語なんですよ。
ワンチャン=ワンチャンス(1チャンス)。
麻雀におけるワンチャンスとは、「壁」という考え方からよく使われます。
例えば、相手がリーチをかけ、自分が1を切りたい時。
場の捨牌に、2が4枚見えていれば、相手に2、3という牌の並びはあり得ません。
だって全部、捨牌に見えてるんですからね。
しかし、これが3枚しか見えていない時は、相手に2が入っている可能性が、残りの1枚分だけあります。
これがワンチャンス。
つまり、数字の並びに「壁」という概念を用いて、相手に振り込まないよう、防御力を高める思考方法ってことですな。
でもこのワンチャンスって、何も守備面だけで使える思考ではないんです。
赤木しげるの「いち殺し」
ここからはちょっとだけ、麻雀漫画の話になります。
カイジの作者、福本伸行さんが描く麻雀漫画に
「天 天和通りの快男児」
という作品があります。
このスピンオフとして、後に「アカギ」がリリースされるんですが、天に登場する赤木が、まーカッコイイんですわ。
その赤木の対局シーンで、こんなことがありました。
味方であり、弟子的な存在である「ひろゆき」という青年は、自分があがれるよう、あがり牌の安全性を演出します。
これが、さっき書いたワンチャンスの戦術です。
自分は1で待ちたいので、2とか3を序盤からたくさん捨牌に散りばめる、っていう戦術(これを迷彩っていいます)ですね。
でも、相手は百戦錬磨の強豪ですから、ひろゆきの戦術はあっさりと見透かされ、あがることは出来ませんでした。
ここで赤木の出番が回ってきます。
次局赤木は、ひろゆきとは全く違う戦術で挑みました。
局の中盤から後半にかけて、ドラそばの牌を切り飛ばします。
その牌は、手の中で孤立していた牌なので、そこまで持っている必要はありません。
局の中盤から後半は、相手も手が整ってくるのですからね。
それを「あえて遅らせて切る」ことにより、赤木は相手に対し、その牌付近の牌を危険と認識させたんです。
このたった1つの危険牌の演出で、見事に赤木はあがりを手にしました。
ひろゆきは安全性の演出=この付近の牌は安全だよと思わせて、そこに誘ってあがりを狙った。
赤木は危険性の演出=この付近の牌は危険だよと思わせて、べつに誘ってあがりを狙った。
ということですね。
実際、迷彩はリスクがないので、多くの人が用いる戦術です。
でも逆に、多くの人がやっているからこそ、そこに傾向とかクセが出るから、見る人がみれば一目瞭然なんですよ。
情報発信ビジネスで稼ぐための唯一の方法
よく車を運転している姿を見ると、その人の本当の人間性がわかる。
っていいますよね?
麻雀もそれと一緒。
卓を囲んでいる人の、捨牌や上がり形をはじめとした、一挙手一投足に注意を配っていると、自ずとその人の人間性が浮き彫りになります。
そしてそれは、情報発信ビジネスに取り組んでいる方の、メディアにも言えることなんです。
【●年●月=月収〇〇万円達成】
みたいなコメントを、未だにサイドバーあたりでよく見かけるじゃあないですか。
なんか、「私儲かってますよ自慢」にしか見えないやつ。
まあそれは、運営者さんの主張方法ですし、ボクがとやかくいう必要はありません。
事実であればいいです。
ボクが言いたいこと、特に今回ゼミに参加されている方たちに言いたいのは、
「他の人の真似をするだけじゃあダメですよ」
ってことであり、また
「他の人の真似をしなければと思ってはダメですよ」
ってことです。
さっきの例でいえば、稼いでいる自慢を、【●年●月=月収〇〇万円達成】、という表現でしかできないようではダメなんです。
これは麻雀でいう迷彩戦術と一緒。
見るひとが見れば一発でバレますからね。
そうではなく、ボクは赤木の戦術、表現方法を参加者さまには伝えます。
なぜなら、それこそが長期的にネットビジネスで稼ぐ、唯一の方法だからです。
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