今朝、出勤途中の車中で観てた、朝のワイドショーで、
定年後、第二の人生を歩む男性を取り上げていました。

御年73歳。定年後、旅行会社に再就職して、
観光バスの搭乗員を担っているとのこと。

ま、この情報だけでは、
「元気なおじいちゃんだね」

という程度で済んでしまいますが、こちらの男性、
以前勤めていた会社(定年までお勤めになられた会社)
の、社長就任を打診され、それを拒否して、
今の会社に再就職されたっていうから、
これはインパクトありますよね。

今の仕事に就いて、年収は20分の1まで下がったそうですし、
何と言っても「社長就任を蹴った」ワケです。

若い子が、こんな話を聞いたら、無条件で

「なんてもったいない」

と考えるかも知れません。

そして、この番組のテーマは、「好きを仕事に」
みたいなものでしたから、聞く人によっては、
「好きなことを仕事にしてるんだから良いんじゃない?」

と感じるかも知れません。

ま、どちらの感想も、持って不思議では無いんですけど、
ボクが感じたのはですね、こちらの方、

「ご自身の事を良くご理解されている人だなあ」

っていう印象です。

社長を打診されたというのは、大変名誉なことだと思いますし、
少なからず、経営センスもお持ちの方だと思います。

でも、そんな名声とか地位とかに拘って、
向いていない仕事に就いてしまうと、
色々な人々に迷惑を掛けてしまうことを、
ご本人が良くご理解されていたのではないでしょうか?

社長ってのは、サラリーマン根性に浸るボクが思うに、
「生きた心地がしない」んじゃないかと思うほど、
責任ある立場です。

会社が大きくなればなるほど、
そのプレッシャーを強く感じてしまうのでは?
とも考えてしまいます。

やれ起業しろとか、いくつもの会社を経営している若手実業家が教える・・・
なんていう言葉が無責任に飛び交うのはこの業界くらいのもので、
年齢を重ねればかさねるほど、自分の価値観ってのを理解すればするほど、
博打には打って出れないもんですよね。

好きな事を仕事に出来れば、そしてそれを続けることが出来れば、
確かに楽しい人生が送れる可能性が高いと思います。

ボクはそういう経験が無いので、あくまで予想ですがね。

でもボクが思うに、好きなことを仕事にするには、

「まずご自身がどういう人間なのか?」

これを良く理解しないとはじまらないと思うんですよ。

  1. リーダーシップを発揮する、経営者タイプなのか。
  2. トップが居て、部下が居て、はじめて本領を発揮できる管理職タイプなのか。
  3. 業務遂行が得意な、スタッフタイプなのか。
  4. 誰にも指示・支配されたくない、ローンウルフタイプなのか。
  5. はたまた、自分では何にもしたくない、ヒモタイプなのか(笑)

人生を豊かに過ごす為には、ご自身のタイプを見極めて、
その中で能力を発揮することが大事ではないかと。

そんなことを考えつつ、朝のワイドショーを流して観てたら、
打ち合わせの時間をスッカリ忘れてて、部下からお呼びが掛る始末^^;

ボクはやっぱ、②なんでしょうね(笑)

 

ということで、今日はここまで。

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