昨日この動画を観て、あらためて古舘伊知郎氏はスゴイと感じました。
また同時に、情報発信やアフィリエイトの参考になると思ったので、今日の更新ネタにします。
まさに【神芸】古舘伊知郎の描写力
まず冒頭で、ビルとビルの谷間(隙間)について、描写(説明)があります。
説明と言っても、幅や長さがどのくらいなどという、ありきたりなものではありません。
動画ですから視聴者に見せれば早い話なのですが、仮にラジオで聞いたとしても、どのような空間なのかが想像出来るような世界観を漂わせます。
配管などが乱雑に設置してあるさまを、「縦横無尽に走っている」と表し、更に、あたかも「人間の体内を旅しているような心境にも陥る」と続けます。
また、空間ですから音、においについても描写しています。
これに関しては、「深呼吸をすると」と細かく説明をし、最後は「そこはかとなく漂ってくる」と結んでいます。
ちなみにテロップが出ているので気が付いたんですが、古舘さんはときどき倒置法も用いているんですね。
疑問・空想・妄想、古舘氏の世界観
続いて古舘さんは、谷間を観る角度を変えます。
角度を変えると言っても、姿勢を変えるワケではありません。
いうならば、谷間を直視するのではなく、2つのビルはどちらが先に出来たのか?という疑問から、この空間を観るんです。
「タイルを張る姿を想像するのは難しくない」と、施工にあたった職人の姿を想像するにはじまり、見たこともないその職人の心理までも推察し、言葉を並べます。
まあ、推察といっても、ここは限りなく妄想に近いのですが、言葉の選び方、そして状況から察するに、ただの妄想と感じさせないところが、古舘氏の芸なんですね。
続けて闇の向こうにある景色を、「映画ブレードランナーのワンシーンか」と表現し、具体的でありながら、どこかおぼろげな光景を連想させます。
そして、もう一度見返してみることで、同じ谷間のはずが、景色が変わって見えることを告げてきます。
最後は完全な妄想の世界に入り、他の人間が真似したところで、恐らく蛇足に感じてしまいと思われますが、そこはさすが古舘氏。
「闇間の独立」という世界観を繰り広げ、締めくくります。
都内の雑居ビルの谷間を、このように表現できる人間は、恐らく古舘氏以外いないでしょう。
古舘伊知郎がアフィリエイトサイトを構築したら
古舘氏から我々凡人が学ぶべきこと、それは観察する姿勢です。
あるいは「物事を多角的に見ることの重要性」ともいえます。
例えば、英会話スクールの案件をアフィリエイトしようと考えた場合、多くの人は下記のようなコンテンツでサイトを構築するでしょう。
・スクールの説明(メリット&デメリット)
・料金プラン
・入校者の体験談
これらは確かに必要な要素です。
しかし仮に、古舘氏がサイトを手掛けた場合、
・創設者の理念から読み取るスクール教師の雰囲気。
・ヘッダー写真の少女から想像する授業のわかりやすさ。
・スクール費用を他のことに使ってしまうことの損失について。
こんなコンテンツが加わるんじゃあないでしょうか。
あくまでもボクの妄想ですけどねw
ちなみに、プロレス実況からスタートした古舘氏のトークキャリア。
当時小学生だったボクら世代は、四角いジャングルというリング上で繰り広げられるレスラーのファイトを、毎週古舘氏の実況という名の「RAP」付で楽しんでいたワケです。
以降、ボク達がプロレスにハマってしまったのも、合点がいくってことですな。
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